当社のフッ素電解用炭素電極(FE-8)は、下記の特徴を有しており、フッ素ガス発生電解槽の操業において優れたパフォーマンスを発揮します。 また、電極を使用する上での最適条件や電解槽操業条件に関する提案(電解槽内の発熱/腐食対策)などさまざまな技術提案が可能です。
| 材質 | かさ密度 | 硬さ | 電気 抵抗率 |
曲げ 強さ |
灰分 |
|---|---|---|---|---|---|
| Mg/m3 | HSD | μΩ・m | MPa | mass % | |
| FE-8 | 1.64 | 108 | 49 | 69 | 0.17 |
1. 上記数値は代表特性であり、保証値ではありません。
1886年Henri Moissan(仏)が、HFの電気分解によりフッ素の単離に初めて成功しました。その後、1940年代フッ素電解は工業化されました。当時は押出材電極が主流でしたが、電極の割れや陽極効果が発生すると、電極交換が必要になります。この交換作業は重労働であり、この作業中はフッ素の発生も止まってしまうため、長期間安定に使用できる電極が求められます。
フッ素ガスの主な用途
①高融点無機物のガス化
②半導体エッチング・クリーニングガス
③特殊ガス(代替フロン、絶縁ガス)
④高機能樹脂(PTFE、PFA、ETFE)
⑤電池用途(フッ化黒鉛、LiPF6)
FE-8を使用することで、電解槽は長期間安定に電解を継続でき、効率よくフッ素を発生できます。電極の使用条件などはお問い合わせください。